専任技術者の要件について
行政書士 瀬和幸
行政書士 瀬和幸

専任技術者とはどういう人か?

建設業許可要件にある専任技術者について解説していきます。

 

専任技術者とは何か?

 

どういう人が専任技術者になれるのか?

 

申請の時に何が必要なのか?

 

このような内容を解説したいと思います。

 

専任技術者とは

専任技術者とは、営業所に常時勤務する技術者で、一定の要件を満たす方が専任技術者となることが出来ます。

 

専任技術者は、常勤性が求められるため、以下の方は専任とは認められません。

 

  1. 営業所から遠距離に住んでおり、常識的に通勤出来ないと判断される方
  2. 他の営業所において専任を要する方
  3. 建築士事務所を管理する建築士、専任の宅建士など他の法令により専任を求められている方(ただし、同一営業所での専任はOK)
  4. 他に個人事業や他の法人の常勤役員等をやっており、建設業の営業所で専任できない方

専任技術者になれる人とは?

専任技術者になれる方は、以下の通りです。

 

  1. 一定の資格を取得している方
  2. 所定の学科を卒業後、一定の実務経験を有する方
  3. 10年の実務経験を有する方

申請時に必要な書類について

建設業許可申請時に実務経験などを証明する書類を添付する必要があります。

 

@資格を持って証明する場合
合格証の写しを持って証明します。

 

A学歴と実務経験を持って証明する場合
卒業証書の写しまたは卒業証明書と実務経験証明証(様式第9号)を作成して証明します。

 

B10年の実務経験を持って証明する場合
実務経験証明証(様式第9号)を作成して証明します。