建設キャリアアップシステムの登録について
行政書士 瀬和幸
行政書士 瀬和幸

建設キャリアアップシステムとは

建設キャリアアップシステムでは、技能者の就業履歴の蓄積、資格取得状況、社会保険への加入状況に関する情報を登録することができ、技能者が適正な評価を受けることができるな仕組みとして建設キャリアアップシステムができ、技能者カードを利用して経験値の見える化しています。

 

一部の現場では、建設キャリアアップシステムへの登録が必須となっている場所もあり建設キャリアアップシステムへの登録へのお問い合わせが増えてきております。

登録方法について

建設キャリアアップシステムへの登録方法は、2パターンあります。
インターネットからの申請と認定登録機関へ依頼して申請(紙による申請)する方法になります。
愛知県の認定登録機関は、名古屋市に2ヶ所、一宮市に1ヶ所にあります。(2023年6月現在)

 

パソコンやスマートフォンの操作に慣れている方であればインターネットからの申請で十分対応できると思います。

料金

建設キャリアアップシステムへの登録は、事業者の登録と技能者の登録の2つの登録が必要となります。

 

〇事業者登録にかかる料金

 

@事業者登録料は、5年ごとにかかり資本金の額により変わってきます。

 

例:500万円未満だと6,000円

 

A管理者ID利用料は、毎年かかります。

 

1IDあたり11,400円かかります。

 

B現場利用料

 

1回の現場利用で10円かかります。

 

〇技能者登録料

 

簡略型 2,500円

 

詳細型 4,900円

 

詳細型は、労災保健特別加入、健康診断、学歴、資格などの状況まで登録することができます。
簡略型で登録しあとから詳細型への変更も出来ます。

 

とりあえず、カードが必要だという方は簡略型で作って、必要になった時に詳細型へ変更したら良いかと思います。

 

ただし、レベルアップしたいという方は詳細型で作ってください。また、令和6年3月末までは、経過措置としてカードを登録する以前の就業履歴についても評価対象となるため、お早めにカードを作りレベルアップの申請手続きをしてください。

期間

申請が完了してからどちらも1か月くらいで登録が完了します。

 

ただし、事業者と技能者を紐づける手続きが必要となるので事業者から登録して、登録完了後に技能者登録をするとスムーズに登録ができます。

 

事業者登録の完了を待って技能者登録をする場合には、トータルで2ヶ月ほどかかります。

必要書類

事業者登録と技能者登録の必要書類については、いくつかパターンがあり、どの書類を準備したらよいか下のリンク先で詳しく説明しているため、そちらでご確認して頂ければと思います。

 

事業者登録に必要な書類について

 

技能者登録に必要な書類について